【福岡】埋没法で左右差が生じる理由・安定するまでの時期・修正の判断基準

術後の腫れ・むくみによる一時的な左右差

埋没法はダウンタイムが比較的短いですが、まぶたは非常に繊細な組織のため、施術直後から数日間は腫れやむくみが出ます。腫れの出方や引き方には個人差があり、左右で違いが出ることも珍しくありません。

左右差が生じる主な理由は次のとおりです。

体質による差

血流やリンパの流れ、まぶたの厚みなどの違いにより、左右で腫れ方が変わることがあります。

施術時の刺激の差

糸を通すポイントや針を入れた回数がわずかに異なることで、腫れに差が出ることがあります。

術後の過ごし方

片側だけを強く冷やしたり、寝方の癖で片側に圧がかかったりすると、腫れの引き方が変わって見える場合があります。

これらによる左右差は、腫れが落ち着くにつれて和らいでいくケースが多いです。

糸のかけ方やデザイン設計による左右差

施術時の細かな違いが、ラインの見え方に影響することがあります。

糸の固定位置・深さ・結び目の強さの差

埋没法は、糸の位置や固定力がラインの見た目に直結します。そのため、左右でわずかな差があると、二重の幅や食い込み具合が異なって見えることがあります。

デザイン時の計測誤差

まぶたの状態は、座った状態や仰向け状態で変わります。わずかな誤差が左右差につながることから、変化を踏まえたうえで、デザインを行う必要があります。

もともとの目の構造による左右差

埋没法はまぶたの構造そのものを変える手術ではないため、もともとの左右差が施術後に現れることがあります。

目の開き方の違い

片側の開きが弱い場合、同じデザインで二重を作っても皮膚が被さりやすく、二重幅が狭く見えることがあります。

骨格・眉の位置・脂肪量の差

眉の高さ、眼窩の深さ、まぶたの脂肪量には個人差があり、左右で異なることが一般的です。こうした土台の違いがあると、同じ施術を行っても仕上がりが同じにはなりません。

施術前には、左右差を考慮したラインを設計することが重要になります。

術後初期は腫れやむくみの影響を受けやすい

埋没法の施術直後は、腫れやむくみが強く出やすい時期です。二重の幅や形が不安定で、左右差が目立つこともありますが、これは一時的な変化であることがほとんどです。

術後1週間ほど

まだ腫れが大きく、ラインが不揃いに見える段階です。二重幅が広く見えたり、食い込みが強く見えることがありますが、多くの場合、この時期の非対称は腫れの出方によるものです。

術後1ヶ月ほど

腫れはかなり落ち着き、ラインの形が見えてきます。まだ少し不均一に感じることがあっても、まぶたの内部では変化が続くため、経過を見ていく時期といえます。

修正を検討する時期

二重のラインが安定するまでには一定の期間が必要です。仕上がりを判断するタイミングとしては、術後3ヶ月頃が目安になります。ただし、3ヶ月を過ぎても左右差が続く場合は、腫れの影響だけでなく、目の構造やラインのかかり方が影響している可能性も考えられます。そのようなときは、修正について相談することも選択肢の一つです。

観察しておきたい症状

左右差とは別に、以下のような症状がある場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

• 強い痛みや熱感が長く続く
• 赤みが強い、または化膿が疑われる
• まぶたに持続的な異物感がある
• 糸が皮膚の表面に透けて見える、または飛び出している

これらの症状は、左右差の自然な経過とは異なり、早期の医療対応が必要になるケースです。

二重のラインは時間とともに落ち着いていきますが、左右差が解消されないときはクリニックへの相談を検討しましょう。

一般的に行われる埋没法の修正

左右差を整える際は、二重のラインをどのように形成し直すかが大きなポイントです。

抜糸後に再度ラインを作る方法

いったん糸を外してまぶたを整え、その後に新しいラインを設計し直す方法です。既存ラインの影響が強い場合、まぶたをリセットすることで仕上がりを調整しやすくなります。

抜糸後の腫れが引くまで一定の期間を置く必要があるため、再施術までの時間を確保することが重要です。

既存のラインを残したまま調整する方法

抜糸は行わず、必要な箇所に糸を追加してライン幅を整える方法です。比較的短い期間で修正に取りかかれますが、糸が増える分、違和感や腫れが出やすい傾向があります。

修正が複雑になる要因

修正を希望する場合、初回の施術よりも確認すべき点が増えます。具体的には以下のような項目です。

• 以前の施術によって、まぶたの内部で癒着や繊維化が進んでいないか
• 既存の糸の除去または追加が必要か
• もともとの目の構造による左右差を踏まえたデザイン調整を行うべきか

このように、まぶたの状態に応じて細やかな診断と対応が求められるため、他院修正や再施術の経験が豊富な医師に相談することが重要です。