【福岡】埋没法で使う麻酔の種類・痛みの対処法・術前の確認ポイント

施術で生じる痛みは？

埋没法において、痛みを感じる主なタイミングは麻酔の注射時です。麻酔はまぶたの裏側（結膜側）から少量ずつ注入しますが、この針が入る瞬間にチクッとした痛みを感じることが多いです。施術自体は麻酔が効いた状態で行われるため、基本的に痛みはほとんどありません。

埋没法で用いられる麻酔の種類と特徴

埋没法では、痛みを抑えるために麻酔を用いるのが一般的です。

局所麻酔

施術部位の感覚を一時的に麻痺させ、施術中の痛みを遮断することが目的です。使用する薬剤の種類や量、注入方法などが痛みの度合いに影響します。

笑気麻酔

局所麻酔の注射や注入時に使用されます。鼻から吸入するガス状の麻酔で、リラックス効果や鎮静作用をもたらします。恐怖心や不安感が強い方に対して局所麻酔の痛みを緩和するため、補助的に使用します。

麻酔の効果と持続期間について

局所麻酔の注入後、効果は数分で現れます。麻酔が効き始めるまでの時間や、施術中に麻酔が切れることのないよう、医師は適切なタイミングと量を判断します。麻酔の効果が完全に切れるのは施術後、数時間から半日程度です。

術後に痛みが発生する理由は？

術後に生じるズキズキとした痛みは、主に施術によって生じるまぶたの内部組織の微細な炎症反応によるものです。皮膚を切開する施術に比べて軽度ではあるものの、糸が組織を刺激することで炎症が起こり、痛みとして感じられます。

一般的に局所麻酔の効果が切れる術後数時間から翌日が痛みのピークです。炎症の沈静化に伴い、痛みは徐々に軽減し、数日以内にはほとんど感じられなくなります。なお、痛みの度合いや期間には個人差があります。

術後の対処法

術後の痛みを和らげ、ダウンタイムを快適に過ごすには、適切なセルフケアが重要です。セルフケアの実施は、腫れの早期解消にもつながります。

冷却（アイシング）

保冷剤などを清潔なガーゼやタオルで包み、患部に10～15分程度やさしく当てて冷やします。冷やしすぎると血行が悪くなり、回復を遅らせる可能性があるため、長時間連続での冷却は避け、適度に休憩を挟みながら行いましょう。

処方薬の適切な使用

痛みが強い場合は我慢せず、クリニックから処方された痛み止め（内服薬）を服用しましょう。用法・用量を守って服用することが大切です。

安静にする

術後数日間は激しい運動や飲酒、長時間の入浴など、血行を促進する行為は控え、安静に過ごすことを意識しましょう。

カウンセリングで施術の内容を確認する重要性

施術方法の内容

採用されている埋没法の手法が、まぶたの組織にどのような影響を与えるのかを確認します。組織への負担が少ない施術方法があるか、痛みの軽減にどのようにつながるのかをチェックします。

糸の留め方・本数

糸を留める位置や本数、使用する糸の素材が、持続性や術後の違和感に及ぼす影響を確認します。過去に施術を受けたことがある方は、前回の施術との違いを比較することをおすすめします。

術後のシミュレーション

術後の仕上がりイメージを共有することはもちろん、施術後の腫れや痛みの経過についても、医師から詳細な説明を受けることで不安を軽減できます。

医師の技術力と配慮が痛みの軽減につながる理由

埋没法の施術精度は、術後の痛みやダウンタイムの期間にも影響します。

技術がもたらす組織への影響

技術力の高い医師は、繊細な手技によってまぶたの組織にかかる負担を最小限に抑えることができます。組織へのダメージが少ない施術は、術後の腫れや痛みの軽減につながります。

丁寧なカウンセリングとアフターフォロー

患者さまの希望や不安を丁寧に聞き取り、リスクやメリットを明確に説明する姿勢は、不安からくる緊張を和らげ、結果的に痛みの感じ方を軽減することにもつながります。さらに、術後の痛みや腫れの変化に対して迅速かつ適切に対応するアフターフォロー体制も、患者さまの安心感を高める重要な要素です。

他院で失敗した場合に再手術を検討するポイント

他院での施術後、やり直しを検討する場合は慎重なクリニック選びが大切です。

他院修正の対応実績

埋没法や切開法の修正、抜糸など、他院修正の実績を確認しましょう。難易度の高い施術に対応した実績が豊富にあるクリニックは、経験や技術力を持ち合わせていると判断できます。

組織にやさしい施術方法の選択

二重整形を受けたことがある場合、過去の施術でまぶたの組織がデリケートになっている可能性があります。組織への負担が少ない施術や、ダウンタイムの短縮に配慮した手法を採用しているかを確認しておくと、やり直し時の不安を解消できます。